くさぶえ農園のブログにようこそ!

 くさぶえ農園では無農薬・無化学肥料栽培したお野菜をお届けしています。このブログでは、お野菜に同封している通信(宅配期間中毎週発行)を公開しています。

 また、野菜の注文も承っております。浅間山、蓼科山、そして北アルプスなどの山々が見渡せる標高千メートル近い高原で育った野菜です。ここでは昼夜の寒暖の差が大きいため、野菜の甘みが強く、野菜本来の味を楽しんでいただけると思います。

 非農家出身者が農業の世界に飛び込んで、2年間有機農家で研修をしてきました。2001年春に独立し、「くさぶえ農園」を開園しました。農園名は、佐久・小諸ともゆかりの深い島崎藤村の詩「小諸なる古城のほとり」の一節からとりました。広々とひろがる畑と佐久の空に草笛が響いてゆくように、野菜だけではなく、想いも一緒に遠く皆さんの心まで届いていったらいいなぁ…と思います。

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 7月になって、ハウスのトマトもこんなに大きくなってきました。早く真っ赤なトマトを食べたいです。

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くさぶえ農園  林 哲也
tel.&fax.:0267-52-0955
e-mail:kusabue@sas.janis.or.jp

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2009年7月 9日 (木)

通信くさぶえ 399号

くさぶえ農園の土づくり ⑤

 これまで難しい話を続けてきましたが、今回で終わりとしてまとめてみたいと思います。

 くさぶえ農園で取り組んでいる土づくりは、新規就農したばかりの乏しい経験や勘を、土壌分析に基づいた客観的な手法で補っていくものだと捉えています。土壌分析によって、土の状態を把握しながらより良い施肥設計を行うことが出来ると考えています。

 また、「土壌分析を行い、土づくりを行う」というと何か真新しい土づくりを行っていくようなイメージがありますが、実際には、昔から使われている堆肥などを重要視しています。堆肥やボカシ肥などの役割が科学的に位置付けられることで、それらを使う意味がしっかりと理解出来るようになってきたように思います。

 くさぶえ農園の畑の状態は、まだまだ化学的にもバランスを欠いているようですが、数年かけて補正していこうと考えています。これからも勉強していき、その成果を野菜の質の向上につなげていきたいと考えています。

カブについて・・・

 お届けしているカブですが、外から見ると分からないのですが、中を割ってみると黒くなっているものがあるようです。何人かのお客様からご指摘を受けましたが、外からは分からないのでチェックのしようがなく、ご迷惑をおかけしています。

 以前からたまに見られるもので、課題の一つだったのですが、今回いろいろと調べてみたところ、どうやらホウ素欠乏による生理障害のようです。一般的に、日本の土壌ではホウ素とマンガンで要素欠乏を起こしやすいと言われていて、中でも大根やカブはホウ素欠乏を起こしやすい作物と言われています。

 この次にカブをお届けするのは秋以降になってきますが、その栽培にあたってはFTEなどのミネラル資材を使って(通信396号参照)、ホウ素をしっかりと施用していきたいと考えています。

旬をおいしく  大根

 大根を続けてお届けしていますが、暑い時期でもこんな煮物なら箸が進むのではないでしょうか。我が家の定番の煮物を紹介します。

鶏肉と大根の煮物(4人前)

材料

 鶏もも肉 350g
 大根 600g
 ネギ 1/2本
 ショウガ 1かけ
 ニンニク 1かけ
 スープ カップ2~3(中国風スープの素少々+水)
 サラダ油 大さじ1~2
 酒・しょう油 各大さじ2
 砂糖 大さじ1

作り方

  1. 鶏肉は5cm角くらいの大きさに切る。
  2. 大根は2~3cm厚さのいちょう切りにし、軽く面取りをする。
  3. ネギはぶつ切りにし、ショウガとニンニクは薄切りにする。
  4. 中華鍋にサラダ油を熱し、③を炒めて香りを出し、鶏肉を加えて炒め、油を捨てて大根を加え、サッと炒める。
  5. スープを注ぎ、沸騰したら中火にして10分間ほど煮る。酒としょう油、砂糖を加え、味をからめるように10~15分間煮る。
(「きょうの料理」 NHK出版より改変)
通信くさぶえ 399号

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2009年6月29日 (月)

通信くさぶえ 398号

くさぶえ農園の土づくり ④

 先日、農園が始まった頃から野菜を食べていただいているお客様より嬉しい感想が寄せられました。

 「(前略)昨年から野菜の質が一段とアップし、畑を新たに入手されたのかと思っていました。土質改善に取り組んでいらしたのですね。歴然でした。今後も楽しみにしています。この数年ヨーロッパへ出張に行く事が多く野菜の質の高さに驚いていました。土のミネラル分が高いせいだと聞きました。馴染んだ野菜しか食べないのでバラエティーは少ないのですが、こくのある味は飽きる事がありません。(後略)」

 このように土づくりや野菜作りの取り組みを、実際に食べて実感していただくことが一番大事ではないか、と思っています。こういう感想には励まされます。ありがとうございました。

 畑の野菜を見ていても、野菜の生育が少し早くなったように感じています。昔は「有機農業は作物の生育はゆっくりしている」と思っていましたが、しっかりとした土づくりを行うことで化学肥料を使った慣行農業にも負けないような野菜の生育が実現出来るんじゃないか、と思い始めているところです。

 また、生育のムラが少なくなってきたこともあり、同じ株からいくつも収穫するような果菜類などは収穫期間が長くなり、その分、収量が上がってきたようにも感じています。

 もう一つ、その野菜を食べている自分や家族が風邪を引きにくくなったように思えます。野菜の質が上がってきたせいなのか、畑にミネラルの補給を始めたせいなのか、分析したことがないので定かではありませんが、野菜の生育が健全、活発になってきたおかげで、野菜に含まれるミネラル分が増加したり、作物内で作られるビタミン類などが増加したりしているんじゃないか、そんな印象を受けています。皆さんはどう感じていますか?

旬をおいしく  ビーツ

 ビーツが大きくなってきました。ビーツは「飲む輸血」と言われるほどミネラルや糖質が豊富に含まれているそうです。サラダやポタージュにしてみてはいかがでしょうか。

ビーツとジャガイモのサラダ

材料

 ビーツ 2個
 ジャガイモ 3個
 リンゴ 1/2個
 ゆで卵 1個
 A ドレッシング 大さじ3
   タマネギ(みじん切り) 大さじ2
 B サワークリーム 大さじ3
   マヨネーズ 大さじ4
 塩・コショウ 各適量

作り方

  1. ビーツは丸のまま、塩少々を入れてゆでる。大きさにより10~25分、やわらかくゆでる。
  2. ジャガイモは皮付きのまま丸ゆでにする。熱いうちに皮をむき、1cm角に切り、軽く塩、コショウをふる。
  3. Aを混ぜ合わせる。ドレッシングは、サラダ油2/3カップ、酢1/3カップ、塩小さじ1強、砂糖、練りがらし、コショウ各少々を合わせてよく混ぜて作る(ドレッシングは大さじ3しか使いません、残りはサラダに使ってください)
  4. リンゴは皮と芯を取り、ビーツは皮をむき、1cm角に切る。②とともにボウルに入れ、③をふって混ぜる。
  5. Bを混ぜ合わせて④を和え、塩、コショウ各少々で味をととのえる。器に盛り、ゆで卵のみじん切りをふる。
(「毎日の野菜おかず大百科」 家の光協会編より改変)
通信くさぶえ 398号

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2009年6月24日 (水)

通信くさぶえ 397号

ミニキャベツをお届けしたいのですが・・・

 前号にミニキャベツのことを書きましたが、いざ収穫してみると、軟腐病が広がっていました。キャベツの株元がとろけたようになり、褐変しべとべとに腐敗してきます。被害にあってないものや軽微なものを選んで収穫しています。申し訳ありませんが、全員分はなさそうです。

 軟腐病は、病原細菌が降雨などに伴う土壌の跳ね上がりによってキャベツに移っていくのですが、ミニキャベツは普通のキャベツよりも柔らかい分、病原細菌に侵されやすいように感じています。来春は、病原細菌に侵されにくいようにミネラル資材を効かせたり、マルチ栽培にして土壌の跳ね上がりを受けにくいようにしてみようと今から考えています。

旬をおいしく  葉タマネギ・カブ

 今年のタマネギが大きくなってきました。毎年のように冬に凍み上がり、タマネギ苗が傷んでしまったことが多かったのですが、今年は苗がなくなることなく、順調な収穫が望めそうです。それでも少し肥料が足りなかったようで、小さめの玉が多いですが。まずは、葉タマネギを味わってください。

 カブは露地のものが大きく育ってきています。土づくりの効果もあり、虫害も少なく、肌のきれいなカブです。以前にも紹介しましたが、イタリアンのシェフに教わったカブのポタージュも美味しいですよ。

葉タマネギの油味噌炒め

材料

 葉タマネギ 2~3ヶ(根はくし形に、茎は4~5cm長さに刻む。)
 ゴマ油 大さじ1~2
 A
  味噌 大さじ1
  砂糖 大さじ1~2
  酒・みりん 各小さじ2

作り方

  1. フライパンにゴマ油を熱し、刻んだ葉タマネギを炒める。
  2. 7~8割火が通ったら、Aをからめるようにまわし入れ、ざっと炒め合わせて出来上がり。

■調味料はお好みで調節してください。甘めにするとご飯がすすみます。甘さを控えるとお酒のお供に。

カブのポタージュ

材料

 カブ 3~4ヶ
 タマネギ 1/2ヶ
 コンソメスープの素 固形なら1ヶ
 牛乳 適量
 水 1/2カップぐらい
 バター ひとかけ
 塩・コショウ 各少々

作り方

  1. カブは葉の部分を切り落とし、根の部分をくし形に切る(厚さは7~8mmぐらい)。皮はむかなくてもいい。
  2. タマネギも5mmぐらいにスライスして、①と一緒にバターで炒める。
  3. タマネギが少ししんなりしたら、牛乳をひたひたになるくらい注ぎ、水も1/2カップぐらいを加える。
  4. ふきこぼれないくらいの火の強さで、カブが完全に柔らかくなるまで煮たら、ミキサーにかけて滑らかにする。
  5. 軽く塩、コショウをして、味を調える。

■よりさらっとしたスープにしたい時は、牛乳を加えて、濃さを調節してください。

(くさぶえ農園の土づくりについては、紙面の都合上お休みしました。)

通信くさぶえ 397号

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2009年6月18日 (木)

通信くさぶえ 396号

くさぶえ農園の土づくり ③

 今回はミネラル資材についてです。ミネラルとは、有機物を構成している炭素、水素、チッソ、酸素以外の生体にとって欠かせない元素です。無機質ともいい、糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並んで五大栄養素の一つとして数えられています。ミネラルには、リン、カリウム、カルシウム(石灰)、マグネシウム(苦土)、イオウなどの多量要素や、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデン、塩素、ニッケルといった微量要素などが含まれます。

 多量要素とは、植物が健全に生長するために特に多く必要とされる肥料養分です。一方、微量要素は植物が生長するのに必須の元素ではあっても、その必要量が比較的少なく、日本ではホウ素とマンガンで要素欠乏を起こしやすいと言われています。

 ミネラル資材は主に「土の化学性」の改善に重要となってきます(通信394号参照)。土壌分析に基づいて化学的な成分(養分)を補います。有坂さんの鶏糞が作物の体を作っていき、ミネラルは作物が健全に生育するための機能維持・調整を行っていくことを期待しています。

 くさぶえ農園では、現在以下のようなミネラル資材を適宜使用しています(いずれも有機対応のものです)。難しい話ですが、くさぶえ農園では堆肥や鶏糞の他に、こんな資材を使っているんだ、ということが理解していただければ有難いです。

製品名 説明
マグキーゼ 天然水溶性苦土(マグネシウム)肥料
ハーモニーシェル カキ殻を原料にした焼成有機石灰(カルシウム)
ケルプペレット 60種類以上のミネラル、微量要素、アミノ酸などの植物成長ホルモンなどを多量に含んだ天然海藻粉末に、ホウ素、マンガン、鉄を加えたもの。
FTE1号 マンガン、ホウ素などの微量要素原料に天然鉱石などガラスの原料を加え、炉で熔解して製造したもの。
アイアンパワー 硫酸鉄
(つづく)

キャベツやブロッコリーなどが入ります!

 6月も半ばを迎え、ようやく球レタスやミニキャベツ、ブロッコリー、茎ブロッコリー(スティックセニョール)などをお届けできるようになってきました。まだまだ全員にお届け出来るかどうか分かりませんが、出来るだけお届けしたいと思っています。ミニキャベツは新しい品種「ミニキャベ」を試しています。今まで作っていた「ミニックス40」は美味しかったのですが、発芽率が悪くて育苗しづらい品種でした。「ミニキャベ」は発芽率も良く、生育も上々。さて、お味は?楽しみにしていてください。

News396
ジャガイモの花が咲きました。写真はキタアカリの花です。今年のジャガイモの生育は良好です!
通信くさぶえ 396号

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